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ドットパターン法での電子透かしの混入

この日記は、

ドットパターン法での画像生成 - ワイファイの丘

の続きになっています。

次にdotpattern法で生成された画像に電子透かしを混入します。電子透かしを混入した画像を以下に示します。

f:id:tsuttsus:20210818190120j:plain

電子透かしを混入したもの


今回は階調1に部分のドットを移動することで電子透かしを挿入しました。ドットの移動についてのイメージを以下に示します。

255   0   0        0  255 0

0       0   0                →     0    0   0

0      0    0                        0   0     0

標準パターン     ドットが移動したもの

255が白で、0が黒画素です。今回の電子透かしでは、別の場所にドットが移動することで、その3x3のドット画像は意味*1を持ちます。この例では、標準パターンを除く8パターンを生成可能です。dotpattern法での電子透かしについても、参考の「C言語による画像処理プログラミング入門」を参照してください。

次に何処に電子透かしがあるのかを示します。1例ですが、向かって顔の左側に変則的なドットがあります。これが電子透かしです。何処に電子透かしがあるのかは、今回の場合、電子透かし混入後の画像からオリジナル画像を引き算すると求めることが出来ます。

f:id:tsuttsus:20210818190603j:plain

電子透かしを混入したものからdotpattern法で生成したオリジナル画像を引き算した

分かりにくいですが白くなっている部分が電子透かしが混入されているところです。

次は、この画像に対する平均値攻撃を行ってみます。

 

 

 

*1:今回だと透かし情報